BIツールの種類――機能から見るBIツールの違いと分類 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

BIツールの種類――機能から見るBIツールの違いと分類

最終更新日:2021-9-28

BIツールと言えば、定型レポーティングに使われるレポーティングBIツール、OLAP分析BIツール、ダッシュボードBIツール、セルフサービスBIツールなど、いろいろと聞いたことあるでしょう。BIツールの種類とそれぞれの違いは何かという質問が思い浮かびます。

そこで本記事は、機能とサーバ環境の二つの角度から、BIツールの種類を説明していきたいと思います。それぞれの特徴やメリット、違い、導入効果を理解することで、導入のための判断軸になります。

biツール 種類

機能から見るBIツールの種類

本記事は違う機能によって、BIツールをレポーティングツール、OLAP分析ツール、セルフサービスBIツールの3つに大きく分けます。

BIツール種類その1ーーレポーティング型ツール

定型レポーティングに使われるレポーティングBIは、主にIT担当者向けであり、様々な固定スタイルのレポートデザインに使われています。

この種類のBIツールのほとんどは、Excelライクなデザイナーを採用しています。主にIT担当者向けですが、業務担当者はトレーニングを受け、業務部門のデータ権限内で基本的なレポートとダッシュボードを作成できます。

たとえば、BI・ダッシュボードツールFineReport独自に開発したHTML5チャートは、異なる部署のユーザーのデータ可視化ニーズに対応できます。また、グラフタイプの切り替え、並べ替え、フィルタリングなど、基本なアドホック分析操作を実行することもできます。

>>FineReportの機能をさらに知りたい

定型レポーティングに使われますが、リアルタイムでデータ更新される製品も多く、企業内で言うと、関係各所に確認するまでもなく、リアルタイムのデータで現状を伝達し、状況把握が容易になります。

レポーティングシステム
                       Finereportのデザイナー画面

BIツールの種類でいうとレポーティング専用ツールとして開発したものではないが、FineReportは日本特有の複雑な帳票、レポート作成に柔軟に対応できるし、レポーティング機能が充実しています。フォーマットもドロップ&ドラッグだけで簡単に調整できます。データの入力、出力、印刷機能もFineReport独特の魅力です。

 BIツール種類その2ーーOLAP型ツール

OLAP(オンライン分析処理)ツールは、ユーザーがビジネスの観点に基づいて、多次元ビューで複数のソースからのデータをインタラクティブ分析のに役立ちます。

この種類のBIツールはアドホック分析とデータ視覚化分析に焦点を当てます。 IBM社のCognos、SAP社のBOなどの海外製品がOLAPツールの代表だといえます。OLAPツールのメリットは、大量データに対する複雑な処理と分析のパフォーマンスと安定性にあります。BIの分野では重要な技術となっています。

OLAPは、経営管理、マーケティング分析、財務分析などのビジネス活動に用いられています。

FineReportの強力なデータクエリとフィルタリング機能は、パラメータ設定インターフェイスでさまざまなクエリ条件をカスタマイズできます。柔軟なパラメータ転送、レポート間のリンクやドリルなどの分析操作も簡単に実現します。

通常のパラメータクエリに加えて、FineReportはデータクエリ結果の再分析、並べ替え、条件付きフィルタリング、リストフィルタリングなどの分析機能も備えています。

>>OLAP機能に関する詳しい説明はこちら

                       FineReportのデータドリルダウン

しかし、さまざまな形式で社内に散在しているデータを集計・連携・加工し、結果を見やすい形式で可視化にし、複雑で分析的なOLAPを実行という一連の作業を行うには、従来のBIツールはかなり複雑なものが多く、専門知識を持ったIT部門のパワーユーザーしか扱えないものが多いです。

そこで、近年、BIツール種類の枠がだんだん拡大しています。現場主導で柔軟かつ迅速にデータ分析を行いたいという業務ユーザーが高まるニーズを反映する形で、昨今BIの「セルフサービス化」が注目されています。

 BIツール種類その3ーーセルフサービスBI

セルフサービスBIは、ビジネス現場の業務担当者を対象ユーザーとしており、業務とIT部門の間の効率的な協力を目指し、IT担当者が高度な技術作業に戻り、基盤となるデータ環境をサポートできるようにします。MicrosoftのPowerBI、Tableau、Qlikviewなどの海外メーカーが挙げられます。

セルフサービスBIでは、業務系システム、DWH、クラウド、ユーザーデータなどの様々なデータソースからデータを抽出し、データ準備、データモデルの作成、データビジュアル化といった作業を一つのツールの中で、かつ高度なITスキル不要でユーザー主導によって完結させることができます。

従来のBIツールと比べ、セルフサービスBIには導入コストが低い、項目実行期間が短い、ニーズへの対応がより速いなどのメリットがあります。

豊富で強力な機能が装着している従来型BIと違い、セルフサービスBIは軽量なソフトで、一部の問題を解決することを目的としています。スピードや柔軟性を重視し、まずはプロトタイプを作成してユーザーレビューを行い、そのフィードバックに基づいて改善するといったサイクルを繰り返します。主なユーザーがITエンジニアではなく、現場の業務担当者になります。

続きはサーバ環境の違いによるBIツールの種類についてです。後編でご紹介します。

>>これでBIクラウド、BIサーバ、BIオンプレミスって何かを全て分かる!

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BIツール比較とおすすめ:
【10選比較表つき】無料で使えるBIツール徹底比較!ユーザーレビューあり~BIツールとは?
【2021の5選】無料/オープンソースのBIツール「特長」「短所」を比較

まとめ

以上、BIツールの種類を機能別で紹介しました。これらの三種類のBIツールは、さまざまなシチュエーションに適用可能であり、相互に代替するものではありません。

BIツール種類の枠がはっきりしたものではなく、ツール間、多少機能が重なっていることもよく見られます。 一つのBIにレポーティング、OLAP、ダッシュボード展示といった複数の機能が備えていることも多くあります。

これまでにBI機能を使用せずにレポーティングツールのみを使用していた場合、ビジネスの開発に機会損失があるかもしれません。

BIツールを導入したい場合、データウェアハウスや分析プラットフォームなどを使用して断片的にBI機能を追加するのでは不十分で非効率的です。

リアルタイムに複雑なデータを、ビジネスインサイトまで結びつける、といったプロセス全体をカバーできる最新のマルチクラウドデータ分析プラットフォームを搭載したFineReportのようなBIツールのほうが、より昨今のビジネスには適していると言えるでしょう。

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