無料BIツールを厳選比較!オープンソース&無料BIツールの良さを解説 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

無料BIツールを厳選比較!オープンソース&無料BIツールの良さを考えてみた

最終更新日:2022-6-17

BIツールは初期導入の段階から比較的に高いコストがかかるので、選定担当者にとって、機能検証は難しいですね。まずはBIツールを試し、機能と使い応えなどをある程度理解したうえ、正式に導入するかどうかを検討するのがベストです。

  • BIツールを導入する前にまずは機能検証をしたい。
  • BIツールは無料で使えるのか?
  • BIツール無料試し期間中、サプライヤーの利用サポートがあればうれしい。

ビジネスで使うデータ可視化ツールは、一定期間のフリー製品体験を提供するメーカーが多いです。たくさんの無料BIから最適なもの選択するのがなかなか難しいし、いくらフリーでトライアルできると言っても、全部試し利用するのも無理でしょう。

そこで今回、IT部門担当の筆者がその経験を活かし、無料で利用できるBIツール・オープンソースBIツールを六つ厳選し、紹介します。

有料と無料BIツールはどう違うの?

BIツールの中には、無料で使える製品と有料のビジネスバージョンがあります。データ可視化、データ分析という意味では、有料も無料も機能面ではあまり大きな差はありません

無料BIツールの中、企業向けの有料製品のトライアル版と、学生や教師などの個人利用者向けの無料バージョンがあります。個人利用者向けのBIツール無料バージョンは、ビジネス版より機能が少ないのが一般です。

企業ユーザー向けの無料トライアル版は、「サンプル版」「評価版」「試用版」「お試し版」と称されることもあります。試用期間が制限された、あるいは一部の機能が使えないバージョンである場合もあれば、正式バージョン並みに使用できるものもあります。

無料のBIツールはソフトウェア自体が無料で使えますが、初期設定やAPI連携、サーバー構築に費用や導入に関わる人件費はかかる場合もありません。社内にソースコードのスキルがある人材がいればハードルが下がります。

社内での本格的な運用を検討する前、機能確認のために試し利用するのにいいかもしれません。ずっと企業向けのツールを無料利用したいなら、メーカーからユーザーサポートが受けられなく、バグが生じた場合に、対応してくれる人がいません。

無料BIツールおすすめの6選

これからBIツールのビジネス無料トライアルバージョンをご紹介していきます。

無料で使えるBIツールといいますが、期間限定のようなトライアルもあれば、フリーで使い続けられるもの(この場合は基本、機能制限あり)もあります。

これから紹介する六つの無料で利用可能なBIデータ可視化ツールに、まずは機能制限がないFineReportです。可視化機能や多次元データ分析機能も充実しますので、筆者的に一番のおすすめの無料BIです。

FineReport(豊富な可視化効果と拡張性)

ExcelライクのUIやドラッグ&ドロップ操作の使いやすさを備えたFineReportは、簡単なSQLさえできれば、使いやすいツールです。70種類以上のグラフやチャート、豊富な可視化効果とダッシュボード機能に加えて、データ統合、共同作業、承認ワークフローやスケジューラタスクなどの業務効率化を図る機能も搭載されています。

無料BIツールFineReport

90日間の無料トライアル版を提供します。しかも正式製品と同じ、機能制限がなく、全ての機能が無料で利用できます。

特長】

  • トライアル版でも機能制限がなく、全ての機能がフリーで使えるBIツールの一選。
  • ノンプログラミングでダッシュボードやレポートを作成、カスタマイズの自由度が高い
  • Excel、RDBMS、NoSQLのDB、多次元DB、ストアドプロシージャ、ビッグデータなど豊富なデータソースを扱る
  • PC、携帯、タブレットなど様々なデバイスからの操作、閲覧をサポート
  • RDBMSなどへのデータ入力、更新、削除が可能で、Excelデータの入出力も対応
  • 複雑な二次開発や運用管理などをサポートし、クライアントの個性化要望に対応できる
  • 導入検討期間に無料デモ作り、事例紹介、情報共有サービスを提供する

【短所】

  • データの特性に応じたグラフ推薦機能がない
  • OLAP分析機能がない

Google Data Studio

データをビジュアライズし、作成したレポートを簡単に社内やクライアント共有することができるGoogleが提供している「Google Data Studio」は、「Google アナリティクス 360 スイート」のひとつである「Google データスタジオ 360」の無償版です。

さまざまな様々なデータソースとの連携オプションからデータを取り込み、可視化できるシンプルな構成が特徴です。具体的には、各種グラフや画像・テキストなど好きな形で可視化でき、レポートの簡単共有も可能です。

無料BIツールGoogledatastadio

【特長】

  • BigQuery や MySQL などでは、カスタムクエリオプションを使用することで、SQLクエリを作ってデータを取得、加工できる。
  • AdWords、Google アナリティクスなど、様々なデータソースが事前に用意されており、簡単にデータベースと連携できる
  • 簡単にレポート共有できる

【短所】

  • 無料版だとシステム内で計算などデータの加工はできない
  • 異なるソースからのデータの合算と計算はできない
  • 印刷機能がなく、Web閲覧のみとなっている


Tableau Public(洗練されたUIとブランド力)

「数分間でデータを無料視覚化・共有」というコンセプトを唱えたTableau Public。アナリティクス、レポート、ダッシュボード機能を備えたエンタープライズ版に加えて、Tableauは効果的な視覚分析のためパブリック版の無料BIツールも提供します。世界中のユーザがTableau Pubilcでデータ視覚化の作品を公開します。これらの作品はWebページやブログに埋め込むことができます。

無料BIツールTableau

特長】

  • 成熟するユーザコミュニティと豊富なリソースにより、使用上の不明点などを解決する
  • 洗練されたUI、デザイン性の優れたグラフ
  • 定型シナリオに沿った分析だけではなく、アドホックな深堀分析にも向いている

無料で使えるTableau-Tableau Publicですが、Vizをフリーで作成するためのTableau DesktopのPublicエディションには機能制限があります。

短所】

  • 無料版のTableauとして、利用可能なデータソースはほぼローカルファイルのみ。
  • ワークブックの保存はオンラインのみ(しかも自動的に外部公開)。Tableau Publicサイトで保存したデータは他者の閲覧が可能なので、会社の内部情報など機密情報が利用不可。
  • ダッシュボード拡張機能が使えない。
  • データの出力ができない(作ったVizからクロス集計などのデータ出力ができない)

Pentaho ( オープンソース BI)

日立が提供しているBIツール「Pentaho」は、多様なデータを統合し、さまざまな観点で分析するためのデータ統合・分析プラットフォームです。Pentahoのデータ抽出・準備・ブレンド処理には、Hadoop連携をはじめとする高速・分散処理アーキテクチャを備えており、大規模データも短時間で処理できます。オープンソースでありながらベンダーによるサポートを受けられます。

オープンソースBIツールKNIME

特長】

  • 各機能単位でGUIが用意されているため、複雑なロジックを作成せずに各機能を使用できる。
  • RDB、OLAP、WEBベースレポーティングなど、多様なレポーティング機能を利用できる
  • 先進的な分析手法のライブラリを搭載している

短所】

  • 開発コミュニティによって提供される無償版「Community Edition」はインストーラーがなく、ライセンス「the GNU General Public License」が必要(一定の技術・知識が必要)
  • 無料版だと、ETLやアナリティクス、レポート機能などは制限される
  • 無料版のダッシュボードのカスタマイズの自由度が低い
  • 分析できる範囲が非常に細かい、やや上級者向け。
  • 日本語ドキュメントは少なく、学習コストがやや高い。

Metabase( オープンソース BI)

Metabaseは、複雑なSQL文を使用せずに簡単なアドホッククエリによりデータベースの詳細情報を表示し、チャートとダッシュボードを生成するオープンソースのBIツールです。Javaの実行環境さえ整えれば、jarファイルをダウンロードし設置することですぐインストールできます。Metabaseは18.7KのGitHubスターと2.5KのGitHubフォークを有しています。割と学習コストの低い一選です。

オープンソースBIツールmetabase

【特長】

  • ローカルでもクラウドでもデプロイできる
  • RDBMSに加えて、NoSQLのMongoDBにも対応
  • クエリビルダーが充実しており、クエリが書けなくても簡単に分析

【短所】

  • 無料BIに機能制限があります。SAMLやJWTを利用したシングルサインオンや、ダッシュボードを含む監査機能など、企業にとって必要な機能は有料版に搭載されている
  • 一部の機能が不具合であり、バグも存在する
  • MySQLなどのRDBMSにSQL補完機能があるが、NoSQLのDBにはその機能ない

KNIME( オープンソース BI)

KNIMEは、分析レポートを作成するための統合プラットフォームとして開発されたオープンソースのBIツールです。包括的なBIプラットフォームを提供します。KNIMEは、データマイニングと機械学習に必要なコンポーネントで構成されています。

KNIME には2つのプログラムがあります。KNIME Analytics Platform、とKNIME Cloud AnalyticsPlatformです。

KNIMEは、データサイエンティストやアナリストを支援するために、1000を超えるモジュールを備えた全面的なツールです。分析インスタント、包括的なツールセット、ユーザーが選択できるさまざまなアルゴリズムを備えています。しかし、KNIMEの学習コストがとても高いです。初心者には使いにくく、上級者向けのソフトウェアです。ただし、OSSなBIツールとして、データサイエンティストや専門家、主にR、Python、またはその他の予測機械学習ツールに取り組む意欲のある人にとって、KNIMEは間違いなく便利なオプションであり、多変量分析やデータマイニングを実行することもできます。

【長所】

  • 簡単なETL操作
  • 他のテクノロジーや言語と非常によく統合される
  • 豊富なアルゴリズムセット
  • 非常に使いやすく整理されたワークフロー

【短所】

  • かなりのスキルが必要で初心者が使えない。
  • RAMのほぼ全体を占有する。


6つの無料BIツール・オープンソースBIツールを解説しました。フリー体験版ですから、ビジネス用製品とは完全に同じではないですね。

BIツールフリー体験の注意点も見てみましょう。

  • ユーザー数の制限。作成できるレポート数、ユーザ数が限られるだけではなく、データ共有、リアルタイム更新、サポートするデータソース、出力できるフォーマットなど高度な機能が備えていないことも多いです。
  • データの容量制限。有料のBIツールは企業のデータ量によって費用が違うので、無料のBIツールはデータ容量に制限があることはよくあります。
  • サポート対応がビジネス利用とは異なる。フリーのBIツールなので、ドキュメントとチュートリアル以外、サポートを一切行わない場合はほとんどです。大手メーカの無料BIツールなら、メールでのやり取りが可能ですが、オープンソースのツールはコミュニティしか利用できません。

無料BIツール評価のポイント

各BIツールにはそれぞれのメリットがあります、BIツールを評価するとき確かに迷いますね。

よく聞かれるツール導入担当者の悩み:

  • BI市場の開花に直面し、さまざまなBIツールを如何に選択のか?
  • またはどのように会社に適したBIツールを選ぶのか?
  • BIツールまたはメーカーを選定する際の標準みたいなものはある?

この問題を抱えて、筆者が業界のデータアナリストといくつの企業のIT部門の専門家をインタビューしました。彼らが考えるBIを評価する際に考慮するに入れる要素は、市場、製品、コストパフォーマンス、サービスの4つの側面があります。

市場

市場は製品を検証する試金石です。 製品機能が低くて、ライフサイクルが短いBIツールが激しい市場競争に排除されます。したがって、市場シェア、ユーザーからのレビュー、業界での口コミなどがある程度、BIの市場認知度を示しています。

たとえば帳票・BIダッシュボードツールFineReport累計世界の15,000社を超える企業に導入しています。数多くのフォーチュン・グローバル500強企業もFineReportの製品力とサービスを信頼しています。

製品力

フリーで試し利用ができる無料BIツールをまず使ってみるといいですね、またはメーカーが提供するプレセールサービスを予約して実際に製品とサービスを体験します。

たとえばフリーで使えるBIツールFineReportは、社内に散在するマルチソースデータを簡単に統合できます。企業に全局的なデータ利用習慣を形成させ、データベースのインテリジェントな運用の実現をサポートします。

財務分析、販売分析、生産分析など、業務分野ごとに既存システムと連携しデータ分析を実施できます。

課題別に最適なBIダッシュボードをすばやく作成でき、会議室、展示センター、モニタリングセンターなどに展示します。柔軟なカスタマイズ設計が魅力的です。

コストパフォーマンスとサービスについて、詳しくはこちらをご参考ください。

まとめ

今回は無料BIとオープンソースのBIツールのを六つ紹介しました。

BIの一番の魅力と言えば、利用する企業規模に拘わらず、10人でも、10,000人の組織でも、ダッシュボードやアドホッククエリなどの機能を利用し、そこから価値を見つけることでしょう。

無料でトライアルBIツールは最初コストがかからないけれども、後期の正式導入に大きく関わっているので、その機能特長や自社のニーズを考えた上、導入の検討を進めましょう。

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