まだ紙ですか?人気電子帳票システム10個厳選丨FineReport /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

まだ紙ですか?人気電子帳票システム10個厳選

最終更新日:2022-6-24

電子帳票を簡単に言うと、帳票を電子化されデータとして開発、配信、管理するものです。

電子帳票システムとは、請求書や注文書等の帳票を作成、送付、管理のいわゆる電子化する各段階で業務効率化を図るためのサービスと製品です。

具体的には、業務システムから連携されたデータで帳票が自動で作成され、それをメールやFAX、郵送などで送信し、その後電子データとして仕分・保管することができます。

そこで帳票ツールとしてのソフトウェアの登場というわけですが、

  • 種類と機能が多いため、一体どの製品が自社にとって最適なのか、
  • どこからどこまで手を付けるべきかわからない、
  • あるいは一般的にわかりにくい電子帳票システムをどのように選ぶべきか、

が悩まれている担当者がいますよね。

そこで、本記事では、電子帳票ツールを10個厳選しました。帳票電子化の原因と帳票ツールのメリットもあわせて紹介しましたので、導入検討時はぜひ参考にしてみてください。

なぜ帳票の電子化が進んでいるのか

以前、法人税法や商法、証券取引法、国税などに関する文書や帳票は、紙による原本保存が義務付けられています。今まで紙媒体で帳票の作成、配信と管理をやってきたのに、帳票の電子データ化がなぜ拡大しているのか?

新型コロナは企業における文書の在り方や関連業務に大きな影響をもたらしています。2020年10月1日には電子帳票保存法がまた改正されました。この改正で電子取引時の記録要件が緩和され、電子文書流通がいっきに加速します。

過ぎた2020年は、ペーパーレスへのパラダイムシフトの元年と言えるでしょう。

「e-文書法」の施行と「電子帳簿保存法」の改正に伴い、帳票を電子データとして管理するニーズが増大し、電子帳票システムが普及してきています。紙帳票を電子帳票システムへと移行すると、帳票の作成から、保存、管理と共有まで、まとめて行うようになります。

ICTの活用により書面や帳簿書類の保存にかかる負担を軽減して利便性の向上を図ることで、生活の向上や経済の発展に寄与することを目的としています。

人気電子帳票システム10選

1.FineReport

BI・帳票ツールFineReportは、帳票開発、出力、保存の機能をワンパッケージで提供しています。

Excelライクのデザイナーで、ドラッグ&ドロップ操作で帳票を設計できます。既存のExcel帳票フォームをインポートするのみならず、RDBやファイル、多次元DB、ビッグデータDBなどの幅広いデータソースに接続し、イメージした帳票のまま設計できます。

FineReportは複雑で多様な帳票デザインに対応できます。請求書、明細書、発注書、契約書、進捗管理表、あらゆる固有の帳票フォームを最小手順で設計します。独自のモバイルアプリがあるため、オフィスだけでなく現場など電子帳票の活用範囲が広がります。

FineReport管理ポータルを中心とした帳票管理ポータルを構築でき、帳票管理やユーザー管理、組織管理及び権限管理を便利に実現することで、完全なデータ中心の管理を行う事ができ企業レベルの帳票プラットフォームの構築が可能です。

FineReportは複雑な二次開発や運用管理などをサポートし、クライアントの要望に対応できます。

                        FineReportで作成した発注書

                       FineReportで作成した 進捗明細書

                 FineReportで作成した 契約書

                     FineReportで作成した 請求書

タイプ

パッケージソフト、オンプレミス

特徴

  • 共同作業(コラボレーション)機能により、複数の人が同一の帳票を開発する
  • Webで電子帳票を閲覧・印刷を行える
  • 手書き帳票をそのまま電子帳票に変え、入力したデータをリアルタイムに収集する
  • モバイルアプリがあり、携帯やタブレットなどのモバイル端末から帳票を利用できる
  • 承認ワークフロー機能による帳票データの二重チェック

料金プラン&無料トライアル

料金はお問い合わせ90日間フル機能 無料トライできます。

>>FineReportの帳票設計機能をもっと知りたい

帳票ツール体験

2.電子帳票システム FiBridgeII

FiBridgeIIは金融業、小売業など帳票種類や量の規模が多い企業に採用されることが多いです。帳票データの変換や検索におけるハイパフォーマンスが一番の特徴です。独自のDBの採用により、複数年に渡り帳票を保存した場合でもスムーズに閲覧できます。

帳票ソリューションFiBridgeII

タイプ

パッケージソフト、オンプレミス

特徴

  • 仮想DBによる帳票データの高速変換・高速検索機能
  • 帳票ごとの閲覧・操作権などの設定と、閲覧・操作履歴の表示による高いセキュリティ性
  • 多彩なオプション機能と拡張性(オプション料金が別途かかる)

料金/無料トライアル版

要お問い合わせ

3.Create!Form

簡単きれいに帳票を設計し、PDFやHTML、PostScriptなどの様々なフォーマットで出力できる帳票システムです。WindowsのGUI環境で帳票のレイアウト設計からテスト実行までを行うための帳票統合開発環境「Create!Form Design」と、ランタイム製品の「PDF帳票出力」「SVG(HTML5)帳票出力」「「ウェブクライアントプリンタ出力」などから構成されています。

Create!Form


タイプ:

オンプレミス

特徴:

  • PDF・HTML・Excel出力とプリンター印刷を高速で実行する
  • 幅広いシステム環境(Windows、Linux、UNIX)に対応する
  • 様々な開発言語(Java、C++、C#、Python、PHP、Rubyなど)の呼び出しをサポートする

料金プラン

  • 帳票設計開発ツール「Create!Form Design」 20万円/1ライセンス(税別)
  • ランタイム製品 30万円〜/1ライセンス(税別)
  • 無料トライル版有無「Create!Form Design」:30日間

4.シーオーリポーツ帳票クリエータ

シーオーリポーツ帳票クリエータは帳票設計・印刷から帳票アプリの開発、帳票管理までに対応する帳票システムです。アプリケーション開発者様向けのツールなので、フレームワークやプログラミング言語の知識が必要です。個人向けの低価格のバージョンも提供しています。

シーオーリポーツ帳票クリエータ

タイプ

オンプレミス

特徴

  • VB.NET、C#、Java等のプログラム言語で帳票レイアウトを設計する
  • 帳票管理サーバにより、Webで電子帳票を閲覧・印刷を行う
  • Android版、iOS版のビューがあり、モバイル端末から帳票を利用できる

料金プラン&無料トライアル版

料金要お問い合わせ、無料トライアル30日間

5.活文 Report Manager

「活文 Report Manager」は、セキュリティを確保しながら棚卸しなど手間のかかる帳票運用を自動化する電子帳票システムです。「電子帳簿保存法」の対応を支援するには、「仕訳帳」や「総勘定元帳」などの帳簿データと、スキャナで読み込んだ「領収書」や「契約書」などの国税関係書類をまとめて管理し、運用コストを削減します。

活文ReportManager

タイプ

オンプレミス

特徴

  • 簡易検索やレイアウト検索、フィールド検索など多様な帳票検索機能
  • 電子帳票の自動分類、廃棄、転送、印刷
  • AIによる帳票のスキャナ保存

料金プラン&無料トライアル版

料金要お問い合わせ、無料トライアル30日間

 6.Paples

Paplesは日鉄日立システムエンジニアリングが1994年から発売している電子帳票システムです。上位システムとのシームレスな連携により既存帳票を電子化でき、新規帳票もプログラムレスで作ります。電子帳簿保存申請サポート、電子保管サポートなどの帳票コンサルティングサービスも提供しています。

統合帳票基盤Paples

タイプ

オンプレミス

特徴

  • 帳票の保管期限管理機能があり、帳票の設計から廃棄まで一元管理
  • あらゆる上位システムと柔軟に連携可能
  • 英語、中国語(簡体字)を含めた複数言語の帳票も表示可能

料金/無料トライアル版有無

要お問い合わせ

7.Contents EXpert / Digital Form

前身が1996年より販売開始の電子帳票システム「ILF」であるContents EXpertは、現在企業に蓄積された帳票データだけではなく、一般文書とイメージ種類もWindows PCに表示できるフォーマットに変換し、一元管理します。データ生成環境と実行環境の製品を別々提供するので、企業が自社のニーズに合わせて導入できます。

Contents EXpert / Digital Form

タイプ

オンプレミス

特徴

  • 高性能圧縮機能による平均2割以下に圧縮した帳票データを高速に転送
  • Web上の帳票閲覧が可能
  • グルプウェアとの連携で情報共有が可能

料金/無料トライアル版有無

要お問い合わせ

8.FILIST SYSTEM

FILIST SYSTEMは社内の異なるフォーマットの文書と帳票をPDF化し、統合的に管理するシステムです。主に[FILIST+ FIND]と[FILIST+ BANK]または[FILIST+ MANAGE]で構成され、PDFファイルへの変換、そして自動仕分・配信などの機能を備えています。

FILIST SYSTEM

タイプ

オンプレミス

特徴

  • ファイルのPDF化と自動仕訳・配信 [FILIST+ MANAGE]
  • スタンドアローン環境でPDFファイルを活用し、スタンプ機能がある[FILIST+ VIEW]
  • Web上で帳票データを閲覧・検索し、ユーザを管理する[FILIST+ FIND]

料金&無料トライアル版有無

料金は要お問い合わせオプション機能の[FILIST+ VIEW]は30日間無料で試用可能

9ナビエクスプレス

NTTコムオンラインが販売する明細書配信サービスナビエクスプレスはWebで明細書・請求書・発注書などを手軽に作成し、配信します。PDFやCSV形式の帳票での出力をサポートしています。

ナビエクスプレス

タイプ

クラウド

特徴

  • APIにより既存システムと連携することができる
  • 送信状況や開封状況などのデータをリアルタイムに確認する
  • BizFAXの利用でFAXの一斉配信が可能

料金プラン

無料トライアル版

要お問い合わせ

10.KIMERA

KIMERAは、サブスクリプション(継続課金)の請求書発行・入金消込・売上計上を自動化するサブスクリプション請求管理ソフトです。

タイプ

クラウド

特徴

  • 前受金を毎月自動で取り崩し。面倒な前受金管理から解放。
  • 請求書のメール送信対応。郵送も1クリックで依頼可能。
  • 入金の自動消込でかんたんに未入金確認が可能。

料金/無料トライアル版有無

要お問い合わせ

電子帳票システムのメリットは?

「エクセルで帳票を作成できるし、電子帳票システムを導入する必要がないじゃない?」って思っている方がいるでしょう。確かにエクセルの浸透率が高いですが、ここでは「なぜエクセルで帳票開発をしないのか」を考えてもらいたいですね。

エクセルによる帳票作成には、大容量データの処理に不向き、複数システムのデータを統合しづらい、リアルタイム性が低いなどの難点があります。他の電子帳票システムなら、これらの難点が容易に解決できます。

業務効率アップ

帳票の作成、送信など今まで手作業で行っていた大量な作業が、電子帳票システムを使うことで大きく削減できます。

増え続ける帳票をシステムによって、電子データとして一元管理を実施することで情報活用が促進し、かつ業務効率がアップします。

業務効率化につながる現場帳票電子化ソリューション>>

ペーパーレスを実現、コストを大幅に削減

インターネット環境さえあればPC上で帳票を出力・送付・管理できるようになり、アクセス権限が許される範囲内であれば、閲覧、出力、作成、編集が特定の人、場所や時間に依存することなく行えます、業務効率が大幅に向上します。「働き方改革」への後押しとしても有効です。

企業は複数の顧客や取引先と契約を結び、取引数がどんどん多くなっていくことでビジネスを推進しています。それに比例して帳票類が増えていきます。

長く使っていた過去の帳票類をそう簡単に廃棄することができないため、企業にとって帳票類は「増え続けるもの」だと言えます。

電子帳票システムによって、「ペーパーレス」を実現することができれば、帳票類を効率良く管理することができますし、郵送で送っていた分をメール送信に変えることで、印刷コストや印紙代などをカットすることにもつながります。

さらに何よりも大きな変化は、業務効率アップによる人件コストの削減ですね。

セキュリティの向上

電子帳票ツールには帳票ファイルごとに、アクセス権限を与えることで閲覧者や利用者を限定する機能もあります。電子データを一元管理にすることで、タイムスタンプ機能で改ざんを防きます。

また暗号化、ログや監視機能により、閲覧や印刷などの操作ログ管理機能が、企業にとって大切なデータをしっかり守り、不正防止もできます。

データをバックアップすれば、紛失のリスクが最小限に抑えられます。万が一災害等が発生しても電子データとして管理されている紙帳票よりも安全に長く存続できます。

一般的な企業の施錠した倉庫管理と比べ、紙管理から電子管理に変更し、適正な設定をすることで安全性が増すのは間違いありません。

電子帳票システム導入のメリットを要約すると以下になります。

  • 業務効率アップ
  • 事務所スペースの有効活用が可能
  • 管理権限を設定できる安全性がよい
  • 内部統制の強化(業務の透明性確保により牽制機能強化)
  • 紙紛失リスクの回避
  • BCM(事業継続管理):災害等による紛失リスク軽減
  • 説明責任:確実かつ素早く記録を提出し、説明責任を果たすことが可能

電子帳票を評価するときの注意点について、帳票作成ツールの比較ポイントは?>>をご参考にしてください。

なぜ電子帳票システムが必要とされている?

Excelや紙帳票を使った業務に慣れているので、電子帳票システムを導入するかどうか迷う企業が多いようです。

電子帳票システムの必要性とはなんでしょう。

1.作成時間を短縮する

数多くの企業は業務システムで算出されたデータに合わせてExcelでレイアウトを設計しますが、帳票の種類やデータの量が多くて、レイアウトが不規則である場合、かなり手間がかかります。
電子帳票システムでは、GUIのデザイナで帳票のレイアウト等を定めておけば、業務システムやデータベースと連携して帳票を開発できるようになります。

2.帳票の配信と管理を楽にする

電子帳票システムでは、コーディングせずに、グラフィカルな画面で帳票を調整すれば済むようになります。電子帳票のデータはデータベースとともにリアルタイムに更新するので、重複作業をなくします。

大量の帳票でも設定した日に自動的に任意の数のユーザまたは連絡先宛てに配布できます。コストを削減するだけではなく、人的ミスを抑え、配信の即時性とデータの正確性も保証できます。

3.一元管理でデータを利活用する

電子帳票システムで、大量なデータを一元的に管理し、権限設置や即時閲覧とデータ検索が可能となります。このことにより、組織内のデータの利活用を促進するのです。

「e-文書法」や、特に国税関係の書類は「電子帳簿保存法」の改正によって領収書等のスキャンも電子保存が可能となり、ペーパーレス、電子保存が加速しています。セキュリティ面でも期待が持てるため、今後も広がっていくことは間違いないでしょう。

まとめ

上記より電子帳票システムのメリットと人気の製品を紹介しました。すべての電子帳票システムは帳票作成、保守、配信と管理に高い機能を持つとは限りません。自社のニーズに合うツールが一番です。各システムの違いをしっかり検討したうえで、選択しましょう。

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