【帳票Web化】Web帳票のメリットと実現方法は?
最終更新日:2021-7-2

近年において、ペーパレス化の進行とスマートフォンやタブレットの普及にともない、帳票の電子化にとどまらず、帳票のWeb化を求める企業が増えてきています。ほとんどの帳票ツールはさまざまな帳票類を電子化して、一元的に保存・管理することが可能ですが、Web上の閲覧、印刷、出力、送信などの機能はそれぞれの専用モジュールが必要なため、追加コストがかかってしまいます。
では、簡単に帳票をWeb化する方法はないの?
今回はWeb帳票の実現方法とメリットの話をします。帳票ツールFineReportによるWeb帳票の実現方法も紹介します。
帳票Web化のメリット
オフラインで帳票を作成や管理することに慣れた方は、Web上での帳票処理を考えたことがないかもしれません。まず帳票Web化のメリットを理解しましょう。帳票をWeb化にするとさまざまなメリットが得られます、主に以下の三つをあげられます。
1. 帳票作業効率アップ、コストダウン
財務、経理担当者にとって帳票発行の効率が上がります。取引先への請求書や支払明細、社員への給与明細などをWebで送信すると、帳票の印刷と郵送の手間がかからないし、封筒や紙といった細かいコストも削減できます。
2. 帳票利用の利便性アップ
帳票の受け方にとって帳票表示の利便性が向上できること。専用のビューアーやプラグインが不要なので、時間、場所、デバイスを問わず、ブラウザで帳票を見閲覧できるし、スマホでもできます。紙帳票の管理や保存が不要になり、災害や紛失による帳票消滅の心配もなくなります。
3. 管理効率アップ
電子化することで帳票データの収集と管理を効率的に行えます。Web経由で帳票を社内、パートナー、取引先などと共有しやすくなり、利用者がWebフォームからデータを入力できます。データのリアルタイムの更新と伝達が実現し、帳票の作成と管理だけでなく、データ収集の効率も向上させます。
帳票をWeb化にする方法
Web帳票の実現方法を見てみましょう。今回は帳票・BIダッシュボードツールのFineReportで、Web帳票を作成します。
どんなツール?
FineReportは帳票作成から出力、送信、管理までに対応する統合的な帳票ソリューションであり、テンプレートを設計するデザイナとテンプレートを解析するサーバから構成されています。
FineReportは、帳票ファイルにおけるフォーマット、Web帳票閲覧、データ入力と出力、帳票印刷などのさまざまな機能があります。ノーコーディングで複雑な帳票まで設計でき、帳票デザインと開発、デバッグ、および配信を統合するツールです。
帳票サーバは、Web環境で帳票を解析するServlet式のサーバであり、ユーザがブラウザを通じて帳票サーバと連携し、帳票をWebで利用します。

Servletによる帳票のWeb化を実現する
Servletとは、サーバ上でウェブページなどを動的に生成したりデータ処理を行ったりするために、Javaで作成されたプログラムです。 クライアントのリクエスト(Webブラウザまたは他のHTTPクライアント)とサーバ(HTTPサーバ上のデータベースまたはアプリケーション)の中間層として働きます。
簡単にいうと、ServletはWebサーバ上で仕事をするプログラムです。ただ、Servlet自体は、Webページをはじめとし画面に関する処理はいっさい行わず、Webブラウザからの要求に応えたり、送られてきたデータを処理したりする役割をしています。単独ではWebアプリ作成するための機能が不十分なので、「JSP」や「Tomcat」と呼ばれる他のWebアプリケーションサーバと連携する必要があります。
したがって、FineReportは、Tomcat、Weblogic、WebsphereなどのWebアプリケーションサーバにデプロイしなければなりません。Webアプリケーションサーバを起動すると、Servlet(帳票サーバ)が働き、ユーザーがWebブラウザで帳票の閲覧、印刷、出力などを行います。

モバイル端末でWeb帳票を使える!
FineReportで帳票開発をする場合、追加の専用モジュールやプラグインを購入せずに、Web帳票を作成・送信・管理できます。
帳票のWeb化がFineReport一つですばやく実現できます。さらに、Finereportのモバイルアプリで、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスでの視認性も高く、画面ハードコピー、SNS送信とデータ入力をサポートしています。

Web帳票の導入を検討している方は、ぜひFineReportをお試しください。
90日間全ての機能の無料を試しサービスを提供しています。