帳票ツールFineReport:データベースへの接続 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

帳票ツールFineReport:データベースへの接続

最終更新日:2020-2-24

帳票テンプレートを設計する前に、まずデータのソースを定義する必要があります。実際の場面でよく見かけるのはデータがデータベースに保存され、かつ常時更新されている状態のものです。データベースのデータを帳票に使うと、帳票の内容はデータベースの更新状況に基づき常に最新のものとなります。

FineReportは上記をサポートします。「サーバ」⇒「データ接続定義」の中で、接続する必要があるデータベースを定義するだけで、SQL文をカスタマイズして必要なデータを検索することができ、それによって帳票を作成します。下図に示すとおりです。

データ接続は、プロジェクトに保管されます。ユーザがデータベースへのアクセスの操作を実行する際に、データ接続はアクティベーションされます。

一つの帳票プロジェクトにおいて複数のデータベース接続を定義することができます。

帳票作成

JDBC、JNDI、SAP、XMLAとFineBIという5つの方式を利用してデータベースに接続することができ、帳票を実行してデータベースへアクセスする必要がある時だけに、接続がアクティベーションされます。

注:XMLAとFineBIが接続するのは多次元データベースです。FineBIは帆軟の別のBI製品のデータベースに接続するものです。

1.JDBCとデータベース接続

JDBC(Java Data Base Connectivity,Javaデータベース接続)は、SQL文の実行に用いられるJava APIで、様々なリレーショナルデータベースに統一したアクセスを提供することができます。

2.JNDIとデータベース接続

JNDI(Java Naming and Directory Interface) は、アプリケーション間連携の為のAPIであり、開発者に様々な命名ルール、ディレクトリサービス、DBを検索しアクセスするため統一のインターフェースを提供します。

3.JDBCとJNDIでデータベースに接続するのはどちらのほうがよいのか

JNDIを使ってあるデータソース、例えば「test」というデータソースに接続する場合、このデータソースが接続するデータベースは、サーバ側で定義されています。したがって、JNDIでデータソースに接続する場合、具体的なデータベースの設定、JDBCドライバ、JDBC URLのフォーマット、データベースにアクセスするユーザ名とパスワード、等を理解しておく必要があります。そうすれば、データベース接続プールや接続管理を行う必要はありません。その代わりに以上の情報をJ2EEコンテナーによって配置・管理させ利用するだけでよいこととなります。

帳票のデプロイ後、データベースの関連パラメータを変更する場合、改めて設定ファイルのJDBCパラメータを修正するだけでいい事となります。つまり、データソースの名称が変わらないことを担保すれば、データ接続を変更する必要がないのです。したがって、JNDIは帳票とデータベースの間の密結合を避け、プロジェクト間で共通のサーバ接続を使います。それによって、アプリケーションの設定とデプロイがより簡単になります。

JDBCの特徴として、直接物理データベースに接続し、データベース接続の速度は比較的高速です。しかし、プログラムでの利用はすこし煩雑になります。毎回接続する為に特定のコードを持つ必要があり、データベース接続を手動で解除する必要があります。

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