帳票ツールFineReport:グリッド型帳票を作成 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

帳票ツールFineReport:グリッド型帳票を作成

最終更新日:2020-2-24

グリッド帳票とは、リスト式の明細表で、もっともシンプルな帳票の様式です。帳票の縦方向の展開属性を利用し、リスト式のテーブルを表示します。

下図の事例を例としてグリッド帳票作成の方法を説明していきます。

帳票作成

1.データの準備

データの準備はデータ接続とデータセットに分かれています。FineReportをインストールする際に、「FRDemoJP」というデータ接続が組み込まています。接続されるのは、プロジェクト内のwebrootのSQLiteデータベースです。実例のデータはすべてこのデータベースから取得します。

データベース「FRDemo」に接続し、「Orders」というデータ表を使って発注一覧を作成しましょう。

一般帳票を新規作成し、データセットds1を追加し、以下のSQL文を入力します。

SELECT * FROM Orders

2.テンプレートの設計

(1) テーブルの作成

実際の状況に応じて下図のようなテーブルを作成します。

帳票作成

(2) フィールド紐付け

テーブル中のフィールド名に応じ、データセット中のフィールドを対応するセルにドラッグします(下図参照)。A2のデータの表示形式を「一覧」と設定します。

帳票作成

(3) データの表示形式

FineReporデータの表示形式は3種類(一覧、グループ別、集計)です。

帳票作成

一覧:上図のように、データを一覧の形式で表示します。グループ別はしません。

グループ別後のセルのデータが前のセルのデータに応じてフィルタリングされ、グループ別されます。同じ項目のデータをまとめて表示します。

集計:セル中のデータを集計します。集計には、合計、平均、最大値、最小値、個数が含まれます。数値形式のセルにのみ対応します。

注:既定のデータの表示形式はグループ別です。それぞれの形式のイメージは データ表示形式をご覧ください。
画像のグリッド帳票は一覧形式で表示されているため、「OrderID」のデータの表示形式を「一覧」と設定する必要があります。
注:一番左側のセルである「OrderID」の表示方法を「一覧」に設定するだけでいいです。 親子セルで紹介したように、セルは既定で左側の縦方向に展開するセルを親セルとみなします。したがって、A2はB2の親セル、B2はC2の親セルであるから、データの伝送により、すべてのセルの親セルが「OrderID」のA2セルであることになります。このように、A2のデータの表示形式を「一覧」と設定すると、その他のセルがA2に付随してデータを表示します。

(4) セルのスタイル設定

データベース中の「Freight」が小数の形式です。見た目を整えるため、データ書式を小数点以下2桁までの表示とします。F2セルを選択し、小数点以下2桁まで表示するよう設定します(下図参照)。

帳票作成

 データベース内の「Order Date」、「Shipped Date」と「Required Date」のデータ書式を日付タイプ(yyyy-mm-dd)に設定します。C2、D2とE2セルを選択し、「セル属性」の「書式」で「日付」を選択し、「yyyy-mm-dd」に設定します。

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