IoTとBIツールの連動活用で新たなイノベーションを創出 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

IoTとBIツールの連動活用で新たなイノベーションを創出

最終更新日:2022-6-9

 IoTとは何か?

IoT(Internet of Things – モノのインターネット) とは、従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器、駆動装置(アクチュエーター)、住宅・建物、車、家電製品、電子機器など)が、ネットワークとつなぎ、サーバーやクラウドサービスに接続され、相互にデータ・情報交換や、遠隔操作、データ収集・活用を行う仕組みとのことです。

話し掛けるだけで家電を操作してくれるスピーカーや、Wi-Fiを使って操縦ができるお掃除ロボット、エアコン、そして撮影したデータを通信させてパソコンやスマートフォンに送信できる無人カメラなども、IoT活用を代表する存在と言えます。

IoTとは

IoTはパソコンやスマホなど「すでにインタネットに接続しているモノ」だけでなく、電子錠やエアコンといった家電製品、自動車といった「まだインターネットに接続して利用するのが日常になっていないモノ」、さらに私たちの周りの環境、空気質指数、机や本棚といった「デジタル化すらされていないモノ」など、あらゆるモノをデジタル化して(あるいはデジタル製品を通じて)つなごうという考えです。これもまたDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の理念と一致しています。

 BIツールで何ができる?

BIツールはデータの視覚化と分析技術に基づき、データ接続とデータ処理機能を備えたソフトウェアで、データから得た洞察を事業や経営の戦略に活用することによって、企業の意思決定を支援し、管理レベルを向上させます。

BIツールが備える代表的な機能をいくつか紹介します。

レポート

BIツールでは、分析結果をWord、Excel、CSV、PDFなど多様な形式で「レポート」として出力することができます。組織内の共有や他のシステムへのインポートなどが簡単に行えます。

たとえばBI・ダッシュボードツールFineReportはExcelライクのデザインツールでデータソースと接続し、ドラッグアンドドロップのみでデータセットとセルを紐づけ、イメージのままレポート、帳票、請求書の設計ができます。

Excel感覚デザイナー

またレポートとして出力するのはもちろん、FineReportにはBIツールとしては珍しくデータの入力機能があります。データを入力すると対象データベースがリアルタイムに更新します。

データ入力

ダッシュボード(データ可視化)

文字と数値の羅列であるデータをダッシュボードで簡単に視覚化することができます。一目見て必要な情報が把握できます。

FineReportのBIダッシュボード機能は、自由配置、表現方式、インタラクティブ分析等の機能に新たな技術を取り入れ、優れたデータ視覚化の体験をユーザーに提供します。

マーケティングデータ統合

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データマイニング

BIのデータマイニング機能とは、異なるデータ間の相関性を分析する機能です。

たとえばFineReportのデータマイニング機能を利用して、多数の人の多数の購入履歴データを分析すれば、人々の購買行動の傾向を見いだすことができます。これにより、人の将来の購買行動を予測したり、更には広告等で働きかけることにより、購買行動を引き出したりすることが可能となります。

BIでIotデータをマイニング

プランニング

これは主に予算計画の立案の際に、蓄積された過去のデータをもとにシミュレーション・分析を行い、計画の根拠を得るために利用する機能です。

 BIとIoTの連携で何が実現できる?

膨大なデータを分析して洞察を得るためのBIツール。モノとインターネットをつなぐことでこれまで集められなかった情報をデータ化し、価値に変化させるIoT。BIツールの使い勝手と可視化の力を使えば、IoTの活用の部分が大きく前進します。

BIツールとIoTの連携により、センサーデバイスが取得したデータをVPN経由でIoTプラットフォームに蓄積し、BIツールで集計・分析します。

たとえばBIツールFineReportの豊富なダッシュボード・テンプレートやチャートアイテムを活用し、表現力豊かな可視化Webを容易に構築することができます。

グラフとダッシュボード

BIツールがIoTの活用に適しているほかの部分も多くあります。それはデータソースに対してつながる力です。

FineReportでは30種類以上のデータベースに接続できます。一般的な関係型データベースだけではなく、NoSQLデータベース(MongoDB)、多次元データベース(SSAS、BW)、ストアドプロシージャ、ビッグデータ(Hadoop Hive、AmazonRedshift)などにも簡単に接続できます。データベースはローカルでもクラウドでも構いません。データを引っ張ってきて可視化するのはFineReportBIツールとしてのお家芸なのです。

BiツールのIoTデータ統合

医療業界

医療IoTとBI活用

IoT&BIの連動の医療シチュエーションにおいては、主にウェアラブルデバイスを通してIoTが貢献しています。

たとえばIoTを利用したモニタリングと遠隔地診療です。これはウェアラブル端末を利用して血圧や脈拍など患者の健康情報を可視化し、医療機関に送信し、患者が来院しなくても、遠隔で病院側は何らかの異常が認められた場合、ただちに処置を受けられるというシステムです。

特に地方では医師不足の状態が続いており、または診察室に閉じていた診療現場を過疎地や被災地などに拡張しています。IoTの普及により、在宅医療の精度を高められ、医療崩壊の危機を防ぐことも期待されています。

これらのデータをBIツールで統合・集計・可視化して、病状の間の相関性や類似性を洞察できます。IoTでデータを得て、BIで完全活用することで今までになかったイノベーションを創出する可能性が十分にあるのではないでしょうか。

生産や物流の効率アップ

物流業界では、IoTとBIの連携がまはやトレンドと言えるでしょう。スマホや工場機械のセンサーからの位置情報(存在場所、通貨検知など)を活用した仕組みを使えば、物流のトラックの位置情報や人の所在の確認などは簡単です。ロボットやドローンの活用、倉庫業務の効率化といった動きがまさにIoTです。これらのデータをBIツールで集計し、リアルタイムにモニタリングできます。

これまで人間が紙を使ったりしながら行っていた工場の在庫管理や物流管理では、リアルタイムのデータ処理をしながらオートメーション化を進めることで大きなバリューが得られます。人件費削減といった次元を超えた価値を生み出すことができるのです。

製造業

工場のデジタル化が進んでいるにつれ、IoTとBIの連携でデータ利用の精度が大幅に高まります。

設備の稼働監視システムを構築し、設備の動作ログや機械の環境データと動き情報などを記録し収集します。また、設備や機械に異常が生じた時の動作ログ、振動などをデータ化できます。双方の相関性をFineReportで分析すれば、「異常の予兆値」を導き出すことができます。

予兆値に達した場合にアラートを鳴したり、関係者あてにメールを送信したりするような仕組みを用意することで、異常の早期発見と早期対処することができます。この仕組みは、既にいくつの工場で稼動しています。  

IoT-設備稼働状況2
                            稼働監視システム

biダッシュボード

 まとめ

IoT の技術を活用し、モノがインターネットと接続されることによって、これまで私たちに気づかれていない情報がデータとして集められ、サーバー上で、処理、変換、分析、連携することが可能になります。より高い価値やサービスを生み出すことが可能になります。

「機器の稼働状況を確認できます」「電力の消費が可視化できます」「交通データ利活用で渋滞への対策や運航計画の最適化ができます」など、IoTとBIツールの連携で生まれた新たな価値とサービスが、消費者の生活利便性向上、交通事情の傾向分析から事故リスクの回避力向上、生産や物流の効率向上、など社会生活の様々な部分に好影響が及ぶことがすべにたくさんありますし、今後さらに期待されています。

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