実例から学ぶ丨経営ダッシュボード作成の際に押さえるべきポイント /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

実例から学ぶ丨経営ダッシュボード作成の際に押さえるべきポイント

最終更新日:2020-8-30

日々変化する市場環境において意思決定のスピードと精度を高めるために、BIダッシュボードを導入した、あるいはその導入を考慮している企業が増えています。「ダッシュボードとは」「どのようにダッシュボードを設計するか」に戸惑う方がいるでしょう。ここはダッシュボードの意味から作成する際の注意点と実例について詳しく解説します。


ダッシュボード

1. ダッシュボードとは

ダッシュボード(英:Dashboard)とは、元々自動車においてスピードメーター、タコメーター、燃料計、距離計など、自動車の走行に必要な情報を表示する「計器盤」のことを指します。そこから転じて、会社の経営や運営状況を反映する様々な情報をまとめて表示する画面のことになります。

BIツールには、主にレポーティング、ダッシュボード、多次元分析(OLAP)、シミュレーションという役割がありますが、データグラフや集計表で可視化し、わかりやすく伝えるダッシュボード機能は経営者や部門長に最も使われる機能です。ダッシュボードは「経営ダッシュボード」、「管理ダッシュボード」「デジタルダッシュボード」等とも呼びます。

2.ダッシュボードの種類

BIダッシュボードとひとこといってみても、対象や目的別に様々な種類があります。大雑把に区分すると、「戦略型(Strategic Dashboard)」、「分析型(Analytical Dashboard)」、「運営型(Operational Dashboard)」があります。あるいは、ダッシュボードを販売、マーケティング、人事、財務など、部門別に分けることが多いです。

戦略型(Strategic Dashboard)

戦略型のダッシュボードは名前の示すように、企業の経営戦略と方針につながるダッシュボードです。鍵となる指標やデータのみを表示するので、経営者が一目で企業の運営状況を把握すし、将来の戦略を立てられ、迅速な意思決定を実現します。

戦略型ダッシュボード

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分析型(Analytical Dashboard)

分析型のダッシュボードを介して、管理者はおもての情報を知るだけではなく、現象がなぜ起きているかを分析できます。ドリルダウンしたり、特定の条件に絞ったりすることで、集計データから詳細データを深掘りして、「売上高はどうして下がったのか」、「ECサイトのコンバージョン率はなぜ低いか」などの課題の早期発見に繋がるダッシュボードです

分析型ダッシュボード

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運営型(Operational Dashboard)

運営型のダッシュボードはリアルタイムに毎日のデータを報告し、特定の業務の進捗状況を反映しています。例えば、設備の稼働状況、生産進捗状況状況、店舗の在庫状況など。つまり、戦略と戦術を毎日に分解し、業務担当者に目標達成を意識させることです。

モニター型ダッシュボード

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では、BIダッシュボードを設計する時、何に注意すべきでしょうか。

3.ダッシュボード作成のポイント

まずは作り方の動画をご覧ください。このあとダッシュボードの作成法を具体的に説明します。

動画出典:FineReport

ポイント一:目的を明確化する

ダッシュボードに必要なデータを収集する前、まず「誰がこのダッシュボードを何のために使うのか」というダッシュボードの目的を設定しましょう。

  • 営業マネージャーに当地域の販売状況
  • 工場長に生産ライン全体の生産状況
  • マーケティング担当者にサイトのアクセス状況

ポイント二:具体指標を検討する

経営層に対して「話せる」ダッシュボードは、一目瞭然の指標から業務本質を見抜けるツールです。上記で設定した目的を伝えるには必要な指標を考えていきましょう。

  • 営業マネージャーに当地域の販売状況 → 売上高合計、製品別や時間帯別の売上高
  • 工場長に生産ライン全体の生産状況 → 生産量合計、良品率、ライン別の生産量、目標達成率
  • マーケティング担当者にサイトのアクセス状況 → 訪問総数、地域、チャネル、年齢、男女別の訪問数、コンバージョン率(マーケティングダッシュボードの作り方を読む)

ポイント三:論理レイアウト

ダッシュボードは短時間で閲覧者に必要な情報を提供するので、その論理レイアウトは重要です。初心者にとって知っておくすべきなのは逆ピラミッド型です。それはニュースレポートのように、内容が三つの部分に、重要性が減る順番で示しています。つまりダッシュボードの上部に最も注意すべき「指標」、中間には「傾向」、下部には閲覧者に知ってもらえる詳細な情報を表示することです。

ダッシュボード

ポイント四:適切なグラフを選択する

BIダッシュボードには5〜9個の表やグラフを含めます。適切な可視化効果を使わなければ、有益な情報を伝えられないでしょう。グラフにはたくさんの種類がありますが、以下は代表的な8つを挙げます。

棒グラフ
棒の高さで項目ごとの集計値の大きさを比較する。

折れ線グラフ
時間の経過とともに集計値のトレンドを表現する。

円グラフ
円を全体として、合計が100%であるいくつかの項目が全体における割合を扇形で表す。

帯グラフ
項目ごとの集計値に対する割合、つまりそれぞれの構成比を比較する。

面グラフ
折れ線グラフに基づき、項目ごとの集計値の傾向と、項目ごとの集計値の差を把握する。

レーダーチャート
各項目の軸は中心から正多角形状に配置し、それらの項目を属性としてもつ対象の全体的なバランスを見る。

散布図
縦軸と横軸に各項目の量をとり、データがあてはまるところに点を打って示す。2種類の値の相関関係を見る。

ドーナツグラフ
円グラフと似ていますが、円グラフではデータの系列は1種類ですが、ドーナツグラフでは複数のデータの系列を表す。各データ系列の構成比を比較する。

グラフの使い方について詳しく知りたい方は【図解】代表的なグラフの種類と作り方まとめを参考にしてください。

グラフ(出典:FineReport)

4.経営ダッシュボード実例

上記のポイントを押さえれば、有益な情報が読み取れるダッシュボードが出来上がるはずです。しかし、それだけではなく、使いやすいダッシュボードツールを選定することも重要です。

FineReportは、経営ダッシュボードの設計に特化したBIツールであり、ExcelライクのUIを持ち、ビジュアルにカスタマイズ性が高いです。Excelを使いこなせる程度のスキルがあれば、短時間で見た目のいいダッシュボードを作成し、分析できます。

以下はFineReportで経営ダッシュボードを作成する手順を解説し、上記のポイントへの理解を深めましょう。

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①目的
下図はある会社の販売状況をテーマにする経営ダッシュボードです。目的は営業部部長に年間の売上状況を報告することです。

経営ダッシュボード

②指標
「営業部部長に年間の売上状況を報告する」という目的に沿って、ダッシュボードに指標を設定しましょう。営業部部長にとって、最も関心を示す指標は売上目標の達成率であり、それからは地域別、製品別、顧客別、担当者別等に細分化した売上データです。このように、売上全体の状況を把握する上に、様々な次元からデータを比較したり、業務を検討したりすることができるのです。

経営ッシュボード指標

③レイアウト
レイアウトは標準的なピラミッド型ではありませんが、左上には一番重要な指標「売上目標の達成率」、その周りに「地域別」、「製品別」、「顧客別」の分析、左下には詳細な「担当者別」の売上情報を配置するので、閲覧者にわかりやすいと思います。

経営ッシュボードレイアウト

④グラフ作成
経営ダッシュボードの目的、指標、レイアウトを決めた後、データの特性とデータ間の関係に基づき、グラフを選択します。
FineReportデザイナを起動し、上記のレイアウトに従い、各グラフをダッシュボードにドラッグアンドドロップします。FineReportが用意した折れ線グラフ、棒グラフ、メータグラフ、ヒートマップ、地図、散布図などの多彩なチャートから、適切なものを選びます。

経営ッシュボードグラフ

(注:設計画面の構成を説明します。①テンプレートを開く;②データセット一覧;③コンポーネントバー;④コンポーネント属性設定)

経営層に指標の達成度合いがわかるように、ここはメーターで「売上目標達成率」を表示しています。

経営ッシュボードメータ

製品、顧客毎に集計した売上を比較ために、縦棒グラフを使います。

経営ッシュボード縦棒グラフ

各地域の売上分布はヒートマップで可視化します。

経営ッシュボードヒートマップ

地図でエリアをクリックすると、ほかのグラフでもその地域に関するデータが出てきたらいいなと思う人がいるでしょう。ここは、FineReportの連動機能を利用し、地図と製品別、顧客別分析のグラフを関連付けます。連動効果は以下のようになります。

経営ッシュボード連動

まとめ

BI/ダッシュボードは、企業の経営や運営においてますまず重要になっていくでしょう。ダッシュボードはExcelでも作れると言っている方がいるかもしれませんが、マルチデータの統合やデータの絞り込み、リアルタイム更新、アラート表示などには、FineReportのようなBIツールはより柔軟に対応できるのではないでしょうか。ダッシュボードの活用に興味がある方はぜひFineReportを試してみてください。

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