帳票作成ツールの比較ポイントは?2021年帳票サービス厳選9選 /* Template Name: singlenew(2019.11.12) */    

帳票作成ツールの比較ポイントは?帳票作成ツール9選ご紹介

最終更新日:2021-8-13

帳票に関する業務は帳票設計、出力だけでなく、帳票データの保守、管理、データ活用など多岐にわたります。帳票作成は間接業務なので、直接にビジネス上の価値を生み出すことは少ないため、効率化・自動化するのが一番ですね。

帳票作成ツールで紙帳票をペーパーレス化し、コストカットにつながります。帳票に関する課題を改善し、作業にかかる時間や手間を大幅に短縮することが可能です。データの一元管理による検索・管理機能、帳票設計の簡略化などの業務効率の向上、セキュリティといった費用対効果の高い様々なメリットを企業にもたらします。

帳票作成ツール比較・サービス紹介

今回は帳票ツールを比較する時の検討ポイントと、帳票作成ツール九選をご紹介します、無料で使えるツールもありますので、比較しながら自社に合った帳票作成ツールを導入しましょう。

帳票ツールを比較する時のポイント

1.データインポート

データソースに接続し、データを取り込む仕様は帳票ツールの大きなポイントでしょう。

RDM(関係型データベース)、NoSQL(MongoDBなど)、多次元データベース、最近多くの企業に使用されるクラウド型データベースまで多様なデータベースに容易に接続するのはデータ統合の第一歩です。

データ接続

また、ツール側にSQLを生成するGUIがあれば、SQL語句を書かずに済むので、データセットを効率的に行います。それに、Excel、Xml、Txtなどのテキストファイルがデータソースとなる場合、うまくインポート·抽出するのも帳票ツール選択時のポイントです。

SQL文のGUI

FineReportのデザイナー画面

2.レイアウト設計

ほとんどの帳票作成ツールはレイアウトを編集する専有のGUIツールを提供しますが、イメージ通りに設計できるかどうかは帳票ツールによって差があります。柔軟なレイアウトの調整、データセットとの紐付け、画像の配置、スタイルの編集、集計方式などは効率的なレイアウト設計には不可欠です。

IT部門以外はExcelで帳票を作っていると思われていますが、エクセルでの帳票作成には、大容量データの処理に不向き、帳票に複数システムのデータを統合しづらい、更新のリアルタイム性が低いなどの難点がありますし、エクセルで帳票を開発しないのはむしろ主流になっています。

ノンプログラミングのExcelライクなツール(Excelのようなインターフェースだけではなく、計算式、関数、行列の挿入、揃え方、セルの結合も同じ)は学習コストが低いのではないでしょうか。

帳票レイアウト

FineReportで作った帳票の一イメージ

3.グラフの種類とビジュアル表現力

今の帳票作成ツールは、単なる表の設計ツールではなく、動的にデータソースからグラフやチャートを作成する機能も備わっています。帳票作成ツールによって、グラフの種類や表現力は異なるので、どのようなグラフが作れるのかも評価するとき、1つの目安です。円、折れ線、棒グラフといった基本的なチャートはもちろん、散布図、ドーナツ、漏斗チャート、ツリーマップ、ガントチャート、パレート図なども必須なビジュアル要素となっているようです。

それに、Web側で利用する際、簡単な集計、チャートの切替などインタラクティブな表現が可能であれば、帳票の応用シーンも広くなっています。

4.帳票出力・配布・配信

クライアント環境での帳票出力と配布の容易さも評価のポイントです。帳票をプリンタで印刷したり、ExcelやPDF、Wordファイルとして出力できるなら便利ですね。出力、配信、配布機能が豊富な帳票作成ツールほど様々な利用シーンに対応できます。

また、メールでの配信、FAXでの配布する際に、自動的に権限を付与した部署、メンバーなどにメールを一斉送信する機能があればより多くの利用シーンに対応できるので、比較のポイントになります。

5.帳票表示·閲覧

作成した帳票のをPC画面やタブレット、スマホなど様々な情報端末機器にマッチした表示画面に表示、閲覧する機能が必要になっています。専用のビューアーやプラグインが不要で、Webで帳票を表示し、様々なデバイスのブラウザから閲覧できる帳票ツールが増えてきています。そのうえ、画面自動調整機能を持ち、設計した帳票をディバイスに最適な表示を行うのも求められる要素の一つですね。

帳票作成モバイル

6.導入コスト

帳票作成ツールの導入過程には、企業の具体状況や既存のIT環境によって、二次開発を伴う場合もあります。二次開発が必要な場合、製品そのものの利用料金に加え、初期導入費用や開発費用、年間保守費用なども発生します。帳票ツールの費用は製品一律、従量制(ユーザー数、データ容量)などがあり、導入する企業の事業規模に依存する傾向があります。

7.サポート・保守サービス

ツールを利用する際に出た質問に対して、運営会社が即時解決可能なサポートをしてくれることは重要です。急なトラブルに対するスピーディーな対応は帳票業務の効率低下のリスクを軽減してくれます。

問題点の修正、製品のアップグレードなどの保守サービスなどが充実する製品のほうがいいですね。メンテナンス作業の工数を削減し、コスト削減に繋がります。

帳票ツール体験

おすすめの帳票ツール10選

1.FineReport

オープンソースな帳票・BIツールFineReportは、帳票の設計、出力、データ入力、帳票一元管理、モバイル端末対応機能をオールインワンに集結した帳票ツールです。

コーディング不要でExcelライクの画面において、ドラッグ&ドロップでデータを紐付け、複雑な帳票とBIダッシュボードを設計できます。既存のExcelを帳票テンプレートとしたり、DBやファイルに直接接続したり、レポートを作成します。さらに、マルチブラウザ・デバイスから帳票を利用できます。紙帳票のデータを取り込み、電子帳票に変え、入力したデータをリアルタイムにDBに格納するのが特徴です。

90日間機能無制限でトライアル版を提供します。

Excel風デザインツール

2.SVF

老舗のSVFは帳票設計ツール、インターフェイス、出力エンジン、オプションから様々帳票ニーズに合わせて組み合わせて利用する帳票製品群です。2019年発売のVer10.0から、PDF系の「SVF PDF Enterprise」、基盤系の「RDE SUITE」、印刷系の「SVF Print SUITE」、ファイル出力系の「SVF File SUITE」といったパッケージ化した4つのスイート製品群が用意され、製品の選択がやすくなります。

3.Create!Form

多様な集計を含む複雑帳票の設計や、大量高速のPDF出力、プリンター印刷など、様々な用途に照準を合わせた帳票ツールです。Windows環境で帳票を設計し、帳票の利用上でWindows、Linux、UNIXといった幅広いシステム環境に対応します。開発言語のJava、C++、C#、Python、PHP、Rubyの呼び出しをサポートします。30日間の無料体験版があります。

4.OZ Report

OZ Reportは日常業務で使う帳票から、経営層や業務担当者向けのグラフィカルなレポートまで、自由なレイアウトで作成します。一番の特徴というと、デザイン時に予め言語テーブルを設定してれば、帳票の多言語化を実現できます。ユーザのOS言語を自動で認識し、その言語のレポートを表示することです。

5.Zoho Invoive

Zoho invoiceはクラウド型の見積書・請求書作成ツールであり、取引先が5社以下であれば無料で帳票を発行できます。最大の特徴は、デザイン性の高い見積書や請求書を、初心者でも簡単に作れる点です。さらに、クレジットカード情報をあらかじめ請求先に登録してもらえば、オンラインで自動的に支払いを受け取れます。

6.CROWNIX

CROWNIX Reportは業務帳票、管理帳票から半定型分析レポートまでカバーする総合帳票ソリューションです。様々な業務アプリケーションで作成されたデータを同時接続し、簡単に帳票とレポーティングを作るので、月次のレポーティングなどは定型レポートとして定義しておくことで、ワンクリックで表示できるようになります。

7.ActiveReports

ActiveReportsは申請書のような定型帳票や、データの行数に応じて作成する非定型帳票などに対応する帳票開発ツールです。他の帳票ソフトと比較してイベントに応じた処理が書ける点が長所です。.NETで帳票アプリケーションを開発する場合、便利なツールと思われ、工数の削減と機能強化につながります。

8.Pandora-AX

企業内のあらゆる帳票や文書管理の機能をワンパッケージで提供しています。これまで国税関係帳簿・書類はもちろん、文書管理ツールとしてOffice文書・画像・動画等も保存できます。万全なセキュリティ機能を兼ね備え、請求書・見積書・領収書などの書類の e-文書法に対応する「Scan Archive」「Data Archive」を用意しています。 

9.Docurain

Excel帳票に特化したオリジナルの帳票を作成・出力するためのクラウド帳票エンジン。帳票テンプレートはExcelで作成し、Excelで印刷した状態がそのまま帳票として出力されます。ゼロの初期費用と帳票出力の回数ごとの従量課金となります。

終わりに

帳票ツールにより使い勝手や対応可能なデータなどが異なります。以上述べた8つのポイントを参考にして実際の帳票ニーズと各製品の違いを把握してから、自社に最適な帳票ツールを選定して、業務効率を図りましょう。

帳票ツール体験

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